bot管理人のDTM環境紹介 ~後編~
制作環境紹介の後編です!
今回は家具やPC周辺機器についてですが,音楽機材を紹介した前編を見てない方はこっちもチェックしてくださいね↓
それでは後編行きましょう!
【ディスプレイ】
LGの22MN430M-Bという21.5型のものです。
1万円ちょいと非常に安価ですが,サイズ感が良く入力端子も豊富なのでお気に入り。
LG モニター ディスプレイ 22MN430M-B 21.5インチ/フルHD/IPS 非光沢/HDMI×2、D-Sub/FreeSync/ブルーライト低減、フリッカーセーフ
- 発売日: 2020/03/27
- メディア: Personal Computers
特にHDMIを2つ搭載しているのが便利で,これは同価格帯だとLG以外には見当たりませんでした。
PCとニンテンドースイッチなどのゲーム機を両方繋いでおいて,簡単に切り替えることができます。
【キーボード】
サンワサプライのフルサイズキーボード(SKB-WAR3)で,青や白などに光ります。
「オフィス用以上ゲーミング用未満」という感じのルックスが非常にお気に入りです。同じような製品は殆どないと思います。
少数派なのかもしれませんが,ゲーミングデバイスのカラフルな感じよりは一色固定の方が好きですね。後述するライトも同じ理由で単色のものを選んでいます。
【テンキー】
自分の好みに合わせてアサインできるので,DTM用のフィジカルコントローラーより便利になる可能性もあります!私はメールアドレスなどもプログラムしています。
一つ一つのボタンにケースが付いていて,そこにプログラムした内容を書いた紙を入れるような仕組みになっています。
私はルックスのカッコよさを求めてメタリックのステッカー用紙を使いました。
最初の作業を終えてしまえば,自分専用の1台の完成です。
【デスク】
DTM環境の核となる机はワークステーションのFREDDE!こいつはマジで最強です...
・横幅140cmという広さ
・高さ可変の天板
・重くて頑丈な素材
・ロマンをくすぐるデザイン
ゲーミング用に開発された机ですがDTMでも問題なし。何せ大きいので,機材を置いたままでの作業や勉強も余裕です。
DTM専用の机はかなり値が張るものも多いですが,これなら学生の私でも買えました。
【ライト】
IKEAを訪ねた際,お洒落な光り方に一目惚れしました。
私のものは暖かみのある蛍光灯系の色(ホワイト)ですが,ゲーミングデバイスのようにレインボーに光るものもあります。両方リンクを出しておきます↓
固定はお得意のマジックテープを使えば簡単でした。
マジックテープは主にエフェクターボードに使われますが、DTM機材の固定にも非常に便利です!
詳しくは下の記事を参照ください↓
【ゲーミングチェア】
ゲーミングチェアに憧れがある方は多いですよね!私もその1人でした。
eスポーツなんかでよく使われている世界標準のものはDXRacerってやつで,およそ3~5万円です。
私はその半分の予算で,Amazonで売ってるGT RACINGというものを買いました。
買って半年以上経ちますが今のところ不具合はありません。
余談ですが,PCでのゲームを一切しない人でもゲーミングチェアを持ってる人は結構います。私の大学の先生も何人か使っています。
また,「肘置きがギターを弾く邪魔になるのでは?」という心配があるかもしれませんが,外してしまえば全く問題になりません。
あとがき
コロナ禍で未だにテレワークやオンライン授業を強いられている方々もいることと思います。特にこの後編で紹介したものはDTMerに限らずホームオフィスの構築にも威力を発揮するものたちです。
自宅をより快適な環境にするため,色々と漁ってみてください。それでは!
bot管理人のDTM環境紹介 ~前編~
今回は...
中の人の制作環境を紹介します!
とはいっても長くなりそうなので,前編(音楽機材)と後編(家具・PC周辺機器)に分けてそれぞれ詳述していきます。
(後編はこちら: bot管理人のDTM環境紹介 ~後編~ - DTMerの机botのブログ)
それでは早速前編行きましょう!
まず,外観はこんな感じです。カッコいいでしょ?
ここから以下の順番でそれぞれ紹介していきます!
【オーディオインターフェース】
RolandのUA-55 (QUAD CAPTURE) です。
DTMが全く分からなかった頃にルックス重視で買いましたが,使いにくい点もそこそこあります。
①ヘッドフォンとスピーカーのアウトプットボリュームが独立していない
②アウトプットのコアキシャル端子を使う場面がない(むしろTRSを増やしてほしい)
③消費電力が大きいのに電源がUSBのみなので,セルフパワーのUSBハブを通さないと機能しない
ただRolandもこの点は把握していたようで,後継機のRubix24ではこれらが全て改善されています。
①→ノブが独立した(まぁこれが普通だよね...)
②→TRSアウト×4になった
③→DC5VとUSBからパワーソースを選べるようになった
おまけに(旧機では)PC上でしか操作できないコンプレッサー用のノブも追加され,もう進化しすぎでしょ!って感じ。これでほぼ値段そのままなのはずるいよ!
旧機が使いにくいのを差し引いても,Rubix24のチョイスはアリだなと思います。
実はもう一つRolandを推す理由があって,それは日本企業なだけあってアフターサポートがとても親切だということ。
購入早々使い方を間違えて基盤を壊してしまったのですが,保証期間内ということで12,000円の修理を無償でやって頂けました。非は100%こちらにあるのに,です。
製品と同じくらいブランドも意識するべきだな,と素直に思った経験でした。
【モニタースピーカー】
ペアで約3万円の予算で探して,YAMAHA HS5とJBL 305Pの二択で迷っていました。
そんな中サウンドハウスがJBLの大幅値下げをやっていたのでこれに決定。2万2千円くらいで買えました。
私が買ったのは2020年3月ですが,セール価格のままのようです。
初めてのモニスピだったので,始めのうちは「なるほど,まあ音いいね」という感じであまりピンと来ませんでした。
...奴を買うまでは!
インシュレーターです。
騙されたと思って買いましたが冗談抜きでスピーカーのランク上がります。バスドラが引き締まり,高音が伸び,音の立体感が増しました。
全DTMer導入すべき!
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT6089CK
オーディオテクニカの中で一番安いものを選びましたが,これでも十分に効果があります。
何万もかけたスピーカーを直置きするのは勿体ないですよ!
【ヘッドホン】
SONYのMDR-CD900STです。みんな知ってるやつ。
ミックス・マスタリングの心構えの1つは,自分の曲を聞いてくれる人たちが心地良く聞けるようにすること。
このリスナーへの配慮を含め,モニターは「広く普及しているもの」を選ぶのが良いと考えています。(上記のモニスピも人気上昇中のようです)
普段は相当吟味して機材を買う私ですが,ヘッドホンに関しては迷わずこれを選びました。
なにせ業界標準・業務用で,パッケージなんてただの茶色の段ボールですからね!
また,近年Appleのイヤホン(EarPodsでもAirpodsでも)がバカ売れしていることから,これらが新たなミックスの指標になるのでは?という見方もあります。
EarPodsは低音が強いのが特徴ですが,私はミックスの最終調整にCD-900STとEarPodsの両方を使うようにしています。
【マイク】
SHUREのBETA58Aを愛用しています。謳い文句の通り高音がクリアなので,女性やハイトーン系の男性ボーカリスト向け。
私自身と相性が良いようで,(コンデンサーも欲しいですが)今のところレコーディングもこれで事足りています。
なお,SM58(いわゆるゴッパー)にしなかったのは,基本どこでも置いてあるので所有する必要がないからです。
【レコーダー】
練習やライブ,DTMでも欠かせないのがZoomのハンディレコーダー,H4n Proです。
Zoomは多機能な製品が多いですが,まさにこれは典型例。
ICレコーダー,オーディオIF,MTR,エフェクター,ICカードリーダー等々。何ならちょっとゴツい音楽プレーヤーにも。(iPhoneより音良いです)
H4nProに限らず,音楽活動のスタイルによってはzoom製品一台で完結できる可能性が十分にあります。コスパも抜群です。
【電源】
エフェクターボード用のパワーサプライですが,DTM用の電源として転用しています。
Noah'sark ( ノアズアーク ) / AC/DC-1
ギターやベースの宅録でコンパクトエフェクターを繋ぐとき,DCケーブルでいけるのが便利です(これが本来の使い方ですけどね)。
エフェクターボードを組む時にはこれを使うので,いずれはFURMANのSS-6Bで置き換えます。
【その他】
・DAWは CUBASE Artist ,ギターは PRS SE STANDARD 24 を使っています。
・今はMIDIキーボードを所持していませんか,近いうち NEKTARのImpact LX49+ を導入する予定です。
今回はここまで!気になる機材はありましたか?
後編ではディスプレイ,キーボード,デスク,ゲーミングチェアなどを紹介しています。こちらもぜひ!
配線を美しく見せるコツ
DTM環境構築で配線は問題になりがちですが,今回は私なりの工夫を紹介してみようと思います。
bot管理者としてのスキルが問われそうですね。「さすが中の人!」と思ってもらえるよう頑張ります...
☆前提
まず前提して,配線を見直す前にやるべき事は機材の配置を可能な限り定めてしまうこと。
置き場所が決まらないとケーブルの長さに余裕を持たせる必要が出てくるので,束ねたり固定したりができません。
↑ 私のケーブルを集約させている箇所です。美しいかと言われれば極めて微妙ですが,,これでも限界まで整えてあります。もしここからパワーサプライやUSBハブを動かすと間違いなく悲惨なことに...
DTM以外の用途でも机を使うことがあると思いますが,少なくとも「DTM機材のためのスペース」においては配置を確定させたいものです。
そのうえで,配線に関する便利グッズと使い方を紹介していきますね。
①結束バンド(マジックテープ)
楽器用のシールドを束ねるのに使われるのでバンドマンにはおなじみですね。
これを私は少し応用的な使い方をしています。
つまり,結束バンドのマジックテープ(オス)の先端半分を机上のマジックテープ(メス)と結合させることで,束ねたケーブル自体も固定しているのです。
この(本来はエフェクターボードに用いる)マジックテープがDTM環境にも非常に便利で,私のデスクではライトやゲーム機(WiiU)の固定など至る所で活躍しています。
最初に乗せた写真でもパワーサプライとUSBハブの固定に使っているのが分かるかと思います。
シール部分とマジックテープ部分両方の接着度が高いOne ControlのHOOK & LOOPが愛用品です。
これについてはサウンドハウスで取り扱いがありアマゾンより安いので,そちらのリンクを出しておきます↓
One Control ( ワンコントロール ) / HOOK & LOOP - HOOK 1m
One Control ( ワンコントロール ) / HOOK & LOOP - LOOP 1m ロゴ無し
②結束バンド(使い捨て)
メリットは相当キツく束ねることができる点ですね。この必要があるかないかで①と使い分けましょう。
あるいは,マジックテープの結束バンドより安価なのでこれをヘビーユーズするのもアリかもしれません。
レイアウトを変える時以外は動かさないような机の裏や足元での結束に適しています。
③コイルチューブ
好きな長さに切ることで,束ねたい部分全体を1本のチューブに収めることができます。
ただし,結束バンドを一定間隔で複数本用いても同じような事が出来るので私自身はあまり使っていません。むしろ別の用途で使用しています。
何か?
モニターヘッドホンのケーブルの保護(断線防止)です。
電気屋の試聴用イヤホンにこの使い方がされており,うちのCD900STで真似してみました。よく椅子で踏んでしまうので...
どの程度効果があるのかは謎ですが,安心感はありますね。(笑)
④マウントベース
プロのエフェクターボードでたまに見かけます。ベースをある場所に固定し,そこに結束バンドを通すことでケーブルごと固定する事ができます。
ベース自体を固定するシールの粘着力が弱く,ケーブルがねじれた時などにベースが外れてしまう事があります。
そのような場合にも活躍するのがマジックテープです。
ケーブル ⇔ 結束バンド(使い捨て) ⇔ マウントベース ⇔ マジックテープ(オス) ⇔ マジックテープ(メス) ⇔ 机
という構造です。
このテクニックはホントにお勧めです。マジックテープは机に傷をつけず綺麗に剥がすこともできますしね。
⑤ケーブルボックス
配線が面倒でやりたくない人の救世主ですね。
ケーブルのぐちゃぐちゃを隠すと同時に,ボックスの上に物を置けるという優れものです。
私もそのうち電源タップ部分に導入しようと思っています。
ホコリ対策にもなるので,電気が原因の火事のリスクも減るかも。
まとめ
配線グッズとその使い方を列挙しました。色んな商品で色んな工夫ができるのが改めてわかりますね。その中でも(しつこいようですが)マジックテープのアイデアは便利ですよ!ぜひ試してみてください。
なお,私のDTMデスクは下の記事でさらに詳しく紹介しています。
配線を整え,心を整え,万全の態勢でDTMに取り組んでみてください。それでは!